【ガソリン】WTI原油価格が1日で約25%の大暴落 ガソリン価格の値下がりは必至

久しぶりに原油価格のお話。

2020年3月9日のニューヨーク市場で原油価格が暴落、

前週末比1バレル10.15ドル(25%)下げの安値

となりました。

ちょっと前まで50ドル台だったのに、一時27ドル台まで下落…
1日でこんな急落は見たことない…((;゚Д゚))
2020年3月9日WTI原油価格暴落
出典:USDWTI Charts and Quotes — TradingView

なんで暴落したかっていうと、

そもそも、

原油価格は新型コロナウイルスの影響で2月末からジワジワと下がっておりました。

原油市場に占める中国の存在感はデカいですからね。

中国の需要減は確実なので、もっと減産しよう!

ってのを6日のOPECプラスの会合で合意する予定でしたが…

これが決裂!

減産幅の拡大で合意できなかった上に、

「現在やってる減産の延長」までも合意できず。

つまり、

現在の日量170万バレルの減産が3月末で終了する

ことが決定しました。

これを受けて、6日中に原油価格が約3ドル下落。

すると週末になって、サウジさんが、

「サウジは逆に4月から増産する!」

と発表。Σ(゚Д゚;エーッ!

週明け9日の原油相場が暴落したのはこの流れです。

現在(日本時間10日15時)はWTI33ドル台まで回復しております。

と、ここまでWTI原油価格の話でしたが、日本のガソリン価格に直接影響のある「ドバイ原油価格」も同じく下がってます。

ドバイ原油価格は日本時間10日15:30で34.69ドル。

多少戻す可能性はありますが、為替103.3円で試算すると、

ガソリン価格は約10円下がる

ことになります。

1月から10円以上下げてるのにさらに10円。

本日、先週分の2円を下げましたが、おそらく今週、来週、再来週くらいまでかけて仕入価格がさらに下がってくると思います。

ただ、

原油価格が低迷すると産油国が厳しい状態になるので、世界各国の株式市場に投資されている莫大なオイルマネーが市場から引き上げられ…

という悪い面も大きいです。

発端は新型コロナウイルスというのも厳しい。

でも上がる要素が見当たらない…。

ちなみに、以前ガソリンが100円以下だったころに比べると、消費税は10%、環境税もある、配送コストも上がってる、トータル15円くらいベースは上がってます。

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