あけましておめでとうございます
本年もうんせきブログならびに雲南石油をよろしくお願いいたします。
さて、今年の干支は…
亥(猪・イノシシ)
ということで、トップ画像は、
石宮神社の猪石(ししいし)
です。
鳥居の両側にあるのが「猪石(ししいし)」
大国主命が猪狩りをしていたところ、追われていた二匹の猪が石になって、今でも現存するという…
“宍道”の地名の由来となった『出雲国風土記』に記載されている猪石です。
猪の道=ししぢ≒宍道(しんじ)
右の看板には犬石と猪石について…
『出雲国風土記記載遺跡』
犬石・猪石(いぬいし・ししいし)>
天平五年(733年)に記された古代出雲の地誌『出雲国風土記』には、宍道の地名の由来となった犬石、猪石の物語が取り上げてあります。
これを現代ふうにすると、
「出雲の国の治めておられた大穴持命(大国主命)が犬を使って猪狩りをされました。この追われていた二匹の猪と犬は石となって今も南の山に残っている。この故事より(猪のとおった道と言う意味から)この地域を猪の道=ししじ(宍道)と呼ぶようになりました。」
というものです。
鳥居の両側の巨石を猪石に、神社拝殿後ろの石(ご神体)を犬石にあてる説があります。
また猪石については他に女夫岩(宍道町白石)をあてる説もあります。
※「出雲国風土記」は天平五年(733年)に記された古代出雲の地誌です。
その内容は国・郡・郷などの地名起源、郷・駅家・寺院・神社などが詳述されています。
現存する五カ国の風土記のうちで唯一完備した物であり、極めて史料価値の高いものです。
平成十五年三月三十一日
宍道町教育員会
左の看板には石宮神社についての説明があります。
石宮神社(いしのみやじんじゃ)
御祭神は大己貴命 (おおなむじのみこと)(大国主命)であり、御神体は神代固有の霊石である犬石です。
現在その霊石は、鳥居の両側に猪石が二体、神社拝殿の後ろに犬石が御鎮座されます。
古くこの土地の人達は、当社を式内宍道神社と呼んでいました。
また、延喜式と出雲風土記に宍道神社が登場していますが、それは当社であるという考え方があります。
境内には、伊邪那美命(いざなみのみこと)、事解之男命(こさかのおのみこと)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、石析神(いわさくのかみ)、根析神(ねさくのかみ)の5柱を祀っている熊岩神社や、武内宿禰命(たけうちすくねのみこと)を祀っている武内神社があります。
“宍道”の由来ということは、“宍道湖”の由来もココにあるわけですね。
島根県 松江市 宍道町 白石 638
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