4/21から始まった出雲大社御本殿の一般公開。
4/20夜の「仮殿遷座祭」で、大國主大神様が御仮殿(現拝殿)にお遷りになられたため、約60年ぶりにご本殿が一般公開されました。
が、60年前は一般公開といっても、氏子のみが入ることを許されたらしいので、
本当の意味での一般公開としては初めてだと思われます。
で、公開初日の21日、ちょうど出雲にいく用事があったので、寄ってきました。
写真撮影はNGだったので、頂いたパンフを…。
出雲大社「平成の大遷宮」 御本殿 特別拝観之証。
特別拝観之証の表写真「御本殿天井 八雲之図」
(クリックで拡大)
特別拝観之証裏面の「八雲の図」の説明。
中央が心の御柱、北側が上段、南側が下段部にあたる。北側空白部は御内殿の位置である。八雲は造営遷宮に際して描かれたものであるが、起源については詳らかではない。下段中央にある最も大きな雲は「心(しん)の雲」といい、遷宮斎行直前の午の刻(正午)、黒雲の部分に「心」入れという秘儀が行われた。これにより「天下泰平・国土安穏・朝廷宝位無動・仁民護幸給」等が祈られ、子の刻(午前零時)、遷宮が斎行された。雲の配置、配色、逆光の一雲等、秘められたものが多い。
■特別拝観レポート
まず、本殿に上るためには1段の高さ約25cmほどの階段を15段上がらなければなりません。お年寄りは大変そうでした。
本殿へ上がると、順番を待ちながらゆっくりと本殿周囲を一周します。
一つ一つが超でかい部材と1744年造営とは思えないキレイさが見ものです。
一周して、南側の御扉と蔀(しとみ)の前で説明を聞きながら、本殿内を拝観できます。
本殿内部は約60畳の畳の間。田の字のように4部分に分けられていて、右奥に御神体が祀られていた「御神座」を見ることができます。「御神座」は西向きです。左正面におられる「御客座五神」は正面向き。(下の「特別拝観のしおり」裏面の平面図を参照)
そして天井には「八雲の図」を見ることができます。(上の写真)
そんなに時間がないので、「心(しん)の雲」を含む7つの雲、1つだけ逆行の雲、配色などを見るといいと思います。
こちらは「特別拝観のしおり」 表面。(クリックで拡大)
「特別拝観のしおり」 裏面。(クリックで拡大)
これから行かれる方のために…
チャンスはあと3回。
・4月26日から5月6日(GW)
・5月13日から5月18日(大祭礼)
・8月1日から8月17日(夏休み)
受け付けは午前9時から午後3時半まで。拝観には正装が必要です!
それと靴を脱いで入ります。靴下を履いてないとマズイと思います。
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