【大田】山陰道の大田~仁摩間が2024年3月9日に開通予定

先日、2023年12月21日に中国地方整備局から発表があった、

山陰道 大田・静間道路と静間・仁摩道路の開通見通し

山陰道「大田・静間道路」「静間・仁摩道路」両区間延長12.9kmは2024年3月9日に開通予定!

山陰道計画図2024
出典:山陰道ポータルサイト|国土交通省中国地方整備

ソースは…

ソースは国交省中国地方整備局の記者発表。

中国地方整備局 記者発表

中国地方整備局 記者発表

【E9】山陰道 大田・静間道路、静間・仁摩道路【延長12.9km】(大田中央・三瓶山IC~仁摩・石見銀山IC間)令和6年3月9日(土)に開通します(pdfファイル)

山陰道の開通見通し

今回発表された本年度開通予定の大田市の区間。

大田・静間道路 5.0km
静間・仁摩道路 7.9km

2024年3月9日開通予定

来年度以降の予定も今のところ変わらずです。

来年2024年度(令和6年度)開通予定

島根 出雲・湖陵道路 4.4km
島根 湖陵・多伎道路 4.5km

2025年度(令和7年度)開通予定

島根 三隅・益田道路 15.2km

2026年度(令和8年度)開通予定

鳥取 北条道路 13.5km

すべて、トンネルや橋梁などの工事や用地買収・埋蔵文化財調査などが順調に進捗した場合、です。

「大田・静間道路」「静間・仁摩道路」

開通区間は、大田市久手町刺鹿(大田中央・三瓶山IC)から、大田市仁摩町大国(仁摩・石見銀山IC)までの12.9kmです。

中間地点の静間町に設置されるIC「(仮称)静間IC」は「大田静間IC」に正式決定されました。

で、

この区間が開通することにより、

山陰道は出雲市の出雲多伎ICから大田石見福光ICまでの40kmがつながります!

松江国道事務所によると、島根県庁から浜田市役所までの所要時間は、約150分 → 約140分と、約10分短縮される見込みです。

島根・鳥取の山陰道の状況

大田の2区間が開通すると、

山陰両県の山陰道約285kmのうち217.2kmが開通(約76.2%)

となります。

※距離は島根県の資料が出典。ネクスコとの重複区間など中地整と若干差あり

このうち、

島根県内の区間は約197kmのうち150.2kmが開通(約76.2%)

未開通区間は46.8kmです。

※開通済み区間に、県道浅利渡津線を現道利用中の「浅利~江津間(約7km)」を含めた場合。

島根県内の山陰道進捗状況
出典:島根県:高速道路推進課トップページ(トップ / 高速道路推進課)

また、

鳥取県内の区間は88.0kmのうち74.5kmが開通(約85%)

未開通区間は13.5km(事業中の北条道路)です。

鳥取県内の山陰道進捗状況
出典:山陰道の事業区間/とりネット/鳥取県公式サイト

予定通り工事が進めば…

来年、2024年度には8.9kmが開通
山陰両県の開通区間 233.6km(82.0%)島根県内 159.1km(80.8%)

2025年度には15.2kmが開通
山陰両県の開通区間 248.8km(87.3%)島根県内 174.3km(88.5%)

2026年度には13.5kmが開通
山陰両県の開通区間 262.3km(92.0%)鳥取県内 88.0km(100%)

となります。

久城~高津間、浅利~江津間、北条道路は事実上当該区間の一般部として現道が機能していますので、

2027年度以降、鳥取市~益田市までの区間で残るのは実質、

「福光~浅利」のみ!

■島根県内の山陰道工事

◎安来道路 18.7km
◎松江道路 9.6km
◎山陰道松江道 33.9km

●出雲・湖陵道路 4.4km 2024年度供用予定

●湖陵・多伎道路 4.5km 2024年度供用予定

◎多伎・朝山道路 9.0km
◎朝山・大田道路 6.3km

◎大田・静間道路 5.0km 2024年3月9日開通

◎静間・仁摩道路 7.9km 2024年3月9日開通

◎仁摩・温泉津道路 11.8km

●福光・浅利道路 6.5km 2016年度事業化

〇浅利~江津 7.0km 計画段階評価中
当面は県道浅利渡津線を現道利用

◎江津道路 14.5km
◎浜田道 1.3km
◎浜田道路 6.4km
◎浜田三隅道路 14.5km

●三隅益田道路 15.2km 2025年度供用予定

〇益田道路 7.8km
供用済:遠田~久城(1.7km)高津~須子(2.6km)
事業中:久城~高津(2.8km)現道利用中

●益田西道路 9.1km 2020年度事業化

●益田・田万川道路 7.1km 2021年度事業化
うち約4.3kmが島根県内。

■鳥取県内の山陰道工事

◎鳥取西道路 19.3km
◎青谷・羽合道路 13.2km

〇北条道路(13.5km) 2026年度供用予定
現在は並行する国道9号北条バイパスを現道活用中

◎東伯・中山道路 12.0km
◎中山・名和道路 4.3km
◎名和・淀江道路 12.1km
◎米子道路 13.6km

匿名にて情報いただきました。ありがとうございます!

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コメント

全5件
  1. 匿名 より:

    地元民です。
    福光~浅利間は進路に牧場もある上、日本海に近いので迂回路が非常に難しいところ。
    個人的な予想ですが、牧場の移転云々で話がまとまらないのではと予想しています。

    • tkc より:

      Googleマップの航空写真で見ると、おおむね工事は進んでいるようで、牧場の横も土工事が進んでいるようでした!

  2. ムーチョ より:

    浅利-江津の現道活用区間は今後もずっと整備されないのでしょうか。
    そもそもなぜあそこだけ現道活用なのでしょうか。
    ちょうど江津バイパスと接続する場所ですから新直轄方式がうまくいかなくてネクスコとの折り合いがつかなかったとかですかね。

    • 匿名 より:

      現道活用は既存道路改良によるコスト縮減対策、自動車専用道化しても費用対効果が見合わない。とはいえ改良すれば、代替道路としては十分機能するレベルのため、当該区間はそうなっている。

      仮にあの区間をきちんと整備する場合、大掛かりな高架化や現道周辺の立ち退きなど、金も時間もかかってしまいます。

      福光・浅利道路の工事が進めば、現道活用区間についても議論される可能性はありえます。

    • tkc より:

      こちらに本年度の選定理由が載ってますが、現道活用してた他の区間と同様に、前後の区間が整備されたのち、事業化となるのではないでしょうかねー。
      https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/road01_sg_000623.html

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